2014年

1月

10日

Q:相続の効力はいつから発生するのですか?

 相続は、人の死亡によって開始します。したがって、効力は死亡からです。

 

 では、相続は死亡によって開始するとして、死亡とはどういうものでしょうか?実は、死亡には種類があります。

  1. 自然的死亡
  2. 失踪宣告
  3. 認定死亡
  4. 高齢者削除

この中で、4の高齢者削除では相続が発生しないので注意が必要です。

自然的死亡

 自然的死亡は、一般的な死亡のことを指します。医師が死亡を認定した時から相続が開始します。

失踪宣告

 失踪宣告は、人が住所や居所を去って行方不明になり、生死不明の状態が一定期間継続したときに、その不在者の法律関係を清算する制度です。普通失踪特別失踪と2つ種類があります。

 普通失踪は、不在者の生死が7年間不明だったとき、死亡とみなされます。

 特別失踪は、戦争や船の沈没等に遭遇して危機が去った後1年間生死が不明だったときに、死亡とみなされます。

認定死亡

 認定死亡は、水難・火災・震災等の事変などで、死体は発見されないが、死亡の蓋然性が高い場合に、死亡と認定する制度です。取り調べにあたった海上保安庁や警察が死亡を認定して、戸籍にその旨が記載されます。

 特別失踪と似ていますが、死亡認定は即時に死亡の効果が生じます。

高齢者削除

 高齢者削除とは、所在不明で100歳以上の高齢者について、到底生存の見込みがなく、既に死亡している者と認められる場合に、市町村長が法務局の長の許可を得て戸籍の死亡の記載をすることで、以前、問題になった「名ばかりの高齢者」の場合です。

 この場合は、戸籍で死亡となっても、戸籍上の整理のための措置であるため、相続における死亡には当てはまらず、法律上相続は開始されません。

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